ありえないくらいに過保護に育てられたカホコさんのストーリー。今回は、惨敗に終わった就活の体験を経て、カホコさんが自分の将来を真剣に考え始めます。
あえて、極端な過保護女子として描かれているカホコさん。でも大なり小なり、みんなこんな風に「あの頃は何も考えてなかった・・・」とちょっと共感するというか、思い当たる節があるのではないでしょうか。
意外と「これ・・・あるよね~」と納得するポイントの多いキレのある視点のドラマです。
では以下はあらすじ(ネタバレ)です。
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ミニ・バイト体験を経て「人を幸せにする仕事がしたい」と言い出したカホコ(高畑充希)。母の泉(黒木瞳)は「花嫁修業」をすすめるが、カホコは納得しない。そこで、父正高(時任三郎)の会社を見学したり、職業の本を読んだりして、自分に合う仕事を探すが、なかなかこれといったものが見つからない。いとこのイト(久保田紗友)にもチェロを始めた理由を尋ねにいくと、イトがコンクール前だというのに大切な手首を痛めていることを知ってしまう。周囲に心配をかけたくないイトは、カホコにこのことを誰にも言わないよう言い含める。カホコは、初めてママに言えない秘密を持ってしまった。
コンクールの日、親戚たちは総出でイトを応援に行くが、イトは演奏途上で、突然手首の痛みに襲われ、演奏を中断してしまった。手首の症状は深刻で、日常生活には問題はないが、チェロを続けることはできないという医師の診断だった。
カホコは、イトの手首のことを知っていながら黙っていてこの事態を防げなかったことですっかり動揺し、イトのために何かしたいと考え、千羽鶴を折って病院にかけつける。イトを励まそうとする無邪気なカホコの言葉は、逆にイトを傷つけてしまった。腹をたてたイトは、カホコや親せき達を攻撃する言葉をカホコに吐き出す。
小さいころから仲良く育ったイトに悪意ある言葉を言われて、カホコはショックから立ち直れない。心配して立ち寄った画家志望の麦野(竹内涼真)に苦しさを打ち明けて号泣するのだった・・・。
今日のカホコさんはちょっとかわいそうでしたね。自分では何もできないんですが、心の中は善意でいっぱいで、心がキレイ。そしてとても一途に物事に取り組みます。
ワタシ達のような大人は、こんな子を、守ってあげたいと思うのですが、世の中がそれを許しませんね。悪人ではなくても、イトのように余裕のない心理状態になると、カホコのような人間に八つ当たりする場合もありますから。
このドラマには、一見普通でも、実は変な人たちがいっぱい出てきていて、特にすごいのはカホコを取り囲む親戚たちです。本当にみんないい人たちで、悪いことは一つもしていなくて、むしろ理想的な親戚のように見えるのですが、実はイトのようなぎりぎりの状態にある人を追い詰めているんですね。
中でも母の泉さんの仕切りっぷりが際立っていてむしろ笑えますね。今のところ、まだカホコは完全に掌握されていますが、さて、このままでは終わらないはずですね。カホコの目覚めを高畑さんがどんなふうに見せてくれるのか、とても楽しみです。
まだストーリーは始まったばかり。第1話から、動画配信でイッキ見して第3話に備えましょう。