あっという間に派遣の銀行員から銀座のクラブのママに大変身した原口元子。武井咲さんの若々しい悪女ぶりが光ってます。
やっぱり悪女は徹底的に美女がいいなあと思ってしまいます。武井さんはこれまでこのドラマで主演した女優さんたちと比べてたしかに若すぎる印象はありますが、実際にドラマを見ると全然違和感がなく、銀行員姿から和服のママ姿までいちいち決まっていてこれだけでも結構楽しめます。
さて、今回、第2回も特別拡大版。たっぷり楽しませていただきました。
<あらすじ>
意外に危なげない様子で自分の店「カルネ」を切り盛りする元子(武井咲)。店を盛り上げるために、あえて素人のホステスを入れようと、行員時代の同僚波子(仲里依紗)を店に誘った。
最初は戸惑っていた波子だったが、すぐに水を得た魚のように仕事になじんでいた。楢林謙治(奥田瑛二)にも見初められ、深い仲になっていた。さらに波子はほかのホステスの客に手を出すなどのやりたい放題。他のホステスとの対立が深まっていった。
実は波子は楢林にマンションを用意させ、高額な車を買わせるなど、かなりの額を貢がせていた。そして、なんと、楢林の金で自分の店をクラブ「カルネ」と同じビルに開こうとしていたのだ。
ついに元子の怒りが静かに爆発する。元子は、楢林クリニックの看護師長、中岡(高畑淳子)に会い、彼女が楢林の行動の実態を知るようにしむける。そして、黒革の手帖の情報をもとに楢林を脅し、波子への援助ができないようにさせていった・・・。
奥田瑛二さんや、高畑淳子さんなど、ビッグな俳優さんたちがしっかりみせてくれましたね。
しかし、何と言っても今回のハイライトは、元子(武井咲)と波子(仲里依紗)の対決。
地味でしょぼい生活をしていたOLから、銀座のクラブで我が物顔に行動するホステスへ転身した波子の変貌ぶりがこれまたすごかったですね。今回は完全に主役で、元子などはかすんでいたくらいです。
それだけに、波子を懲らしめる元子の悪女ぶりが最終的に光ることになりました。仲里依紗さんの見事な演技のおかげです。
武井咲さんは、様々なファッションを着こなす華があり、顔が整っているだけに、悪い女となると自然に恐ろしい雰囲気がでてきます。たしかに以前元子を演じた女優さんたちよりもカリスマ性はないようですが、悪女の完成形ではなく、発展途上的な危うさがあって、目が離せない気持ちになりますね。
これから新しい「元子」像を見せてくれそうで先が楽しみです!