今週も「昭和のおとぎ話」をたっぷり見せてくれた「ひよっこ」。
・・・ついに乙女寮に危機がやってきました。なんとなんと、みね子たちの働く向島電機に倒産の危機です。東京オリンピックの翌年、オリンピック景気の反動で、倒産した企業は結構あったそうです。
では、今週のダイジェストです。
お給料が減ってしまったみね子たち。でも悪いことはそれだけにはとどまりませんでした。みね子たちの工場は、倒産のため年末で閉鎖することになってしまったのです。
集団就職で東京にでてきて、肩を寄せ合って生きてきた乙女たちにとって、まさに最悪の出来事でした。
しかし乙女たちは、それぞれに身の振り方を決めました。残念なのは、みんながバラバラになってしまうこと。みね子と澄子は両国の石鹸工場へ、豊子も東京の食品会社で事務の仕事、時子は銀座の喫茶店へ。幸子は雄大のいる工場へ(でも結局結婚することに!)、優子は山形へ帰って就職。なんとなくそれぞれにそれらしい就職先です。
みね子たちは、最後まで、心をこめてラジオを作り続けました。最終日は、自分たちのつくったラジオをひとつづつプレゼントしてもらいました。行先の決まった乙女たちは、一人、また一人、乙女寮を去っていきました。
豪華メンバーの集まった乙女寮の仲間たちが解散なんて本当に残念です。
まだわかりませんが、朝ドラのお約束で、最後のほうにまた集まりそうな感じがしますね。その日を楽しみに待つことにします。
今週は、かなしい別れのシーンがいっぱいありましたが、みね子のうるうる涙目がとってもかわいかったです。目の中に☆(ほし)が・・・。
工場では作業ラインを止めたりして、どちらかといえば、頼りないキャラだったみね子ですが、もうなんだか大人っぽくなりましたね。愛子「お姉さん」にも何かと会話を振られる役どころ。空気が読めて、配慮ができて、やさしい、感じのいい、夢のような女の子ですね。
工場閉鎖も、みね子たちの人生の1ページ。この体験を通して、一人づつきっと成長していくに違いありません。
<今週かわいかった昭和アイテム>
・優子のお花刺繍カーディガン
・時子のジャンスカ
・優子のお母さんの着物姿(すごく昭和だ!)
・食堂の和夫さんの「小林旭風」の去っていく後ろ姿
ところで、今まで気が付きませんでしたが、和夫さんって渋いですね。食堂の一部と化していたので、あまり目がいきませんでしたが、舞台「銀河英雄伝説」 =外伝 オーベルシュタイン編で、老執事ラーベナルトを演じたベテラン俳優、陰山泰さんです。
あまりにもアコーディオン奏者ぶりが板についていたので、プロのアコーディオン奏者の方かとも思ったのですが、そうではないようです。
来週から、また局面が変わって、続々新キャラが登場するらしいですね。
またまた楽しみです。