直虎はいよいよリーダーとしての才能を発揮し始めました。今までごたごたしていた井伊の内部もすっかり一丸となっていい雰囲気です。・・・ところが良いことばかりは続きません。
今回は、今川にまたしても追い込まれた「チーム直虎」が、それぞれ精一杯以上の働きをして、窮地を脱するというストーリーです。
今までの回の中でも出色のエピソードです。
絶対見たほうがいいです!
では、もう見た人だけ、以下のあらすじで復習を・♪・♪・♪
あらすじ
井伊の材木の売り先がついに決まった。直虎(柴咲コウ)たちは喜び勇んで運び出しの準備にかかる。
一方、今川は同盟を破った武田に対し「塩止め」を強化していた。そんな中で、井伊家が商った材木が徳川へ流れていったことが発覚する。
徳川に対するこの商いを謀反とみなす今川氏真(尾上松也)は、さっそく直虎を咎めるため駿府へ申し開きに来るよう求める。
悩んだ末、直虎は、井伊の材木を取り戻して今川に忠義をみせることを決意する。自身は薬を飲んでわざと高熱をだし、時間を稼ぐ。家臣たちは気賀に飛び、龍雲丸たちを味方に引き入れ、すでに海路運び出されている材木を取り戻そうとする。
今川で、申し開きの場に臨んだ直虎、忠義の材木は果たして間に合うのか?
今日の感動ポイントはたくさんありました!
★直虎と、家臣たちのすばらしいチームワーク。直虎の指示をなんとしても実行しようとする熱い気持ちに感動です。
★あくまで今川に忠実な態度を崩さない政次の胸のうち。どうすることもできないながら、今の直虎なら切り抜けられると信じて鬼目付の役割を貫く意志の強さはスゴイです。直虎と井伊への想いが伝わってくる高橋一生さんの演技は相変わらず絶好調!
★龍雲丸の一党は、井伊を離れていましたが、直虎の危機を知り、ムチャと知りつつ材木を取り返しに向かいます。考えてみれば、こういうミッションは龍雲丸の得意技ですが、それにしても「待ってろよ~尼小僧~っ!」と材木船の先頭に立つ龍雲丸は究極の悪ガキのかっこよさです。
★最後に、直虎さんのかっこよさ。賢い城主として、相手の心を読み、突飛な、しかし正しい方策を考えだしました。あくまで、相手を立てながら、頭を下げるところは下げつつ、井伊の立場を守り抜きました。大人の対応に脱帽、です。
大業というものは、優れたリーダーがいなければできないし、忠義の厚い部下がいなければまた不可能です。今回は、自分の部下のみならず、龍雲丸達などの、外部もしっかり巻き込んで達成した成果でした。
これからの直虎さんと井伊チームにますます期待できそうです!
今日の一言 by 直虎さん
私は、家督をお認めいただいてからは、心を入れかえ、尽くそうとして参りました。(今川に)弓を引こうと考えたことなど一度もございませぬ。
(この材木は)井伊の心をお示ししたく、三河より一本残らず取り戻すよう、わが家臣に命じましてございます。
・・・これが井伊の忠義にございます!