小さな巨人、長谷川博己さんの熱演が光ってます。
「小さな巨人」(日曜午後9時)の第6話は21日に放送でした。平均視聴率は13.5%(ビデオリサーチ調べ、関東地区・以下同)を記録。ドラマは今回から新章となる豊洲署編がスタートしたわけですが、和田アキ子さん、梅沢富美男さんなど、の豪華キャストでますます今後も注目度が高まりそうです。
「下町ロケット」や「半沢直樹」のように、ドラマ好きに語り継がれる名作となるのでしょうか?
今回から舞台は豊洲署です。
<あらすじ>
香坂(長谷川博己)は豊洲署に異動。早明学園の経理課長の失踪事件を、山田(岡田将生)と祐里(芳根京子)とともに調査することになった。
そこで香坂が出会ったのは、理事長の金崎(和田アキ子)と、元警視庁捜査一課長で、現在は学園の専務、富永(梅沢富美男)だった。
失踪した経理課長は、学園の金を横領したという話だったが、香坂は、なぜか納得できない。
調査を進めるうちに、香坂は山田の不審な行動に疑問をもち、祐里の協力を得て謎を解明しようとする矢先、とんでもない事態が発生する・・・。
さて、豊洲署ですが、最近は市場の移転問題で何かと注目の場所。そのうえ「早明学園」という怪しげな学園が登場。我々の期待を超える、スゴイ闇がきっと眠っているにちがいないと思われます。土地売却問題とか、学園と政治との癒着とか。
そして、警察組織の恐ろしい体質。これは第5話までとも同じなのですが、この豊洲署にあっても、捜査一課の影響力はすごいみたいですね。
今回は、「早明学園」のネタが面白すぎるので、捜査一課どうのこうのよりも、こちらの事件の展開がもっとほしかったですね。
和田アキ子さんもなんだかはまり役なので、もっと出番がほしかったです。
一方、芳根京子さんはだいぶ活躍してくれたみたいですが、しかし今のところ、ふるーい日本の伝統的な女の子社員、いや署員ですね。
優秀な女子ながら、まだ仕事は何もできない、しかし一生懸命主人公を助ける。ちょっとドジだが、本当は賢いので、思いがけなく役に立つ・・・といった役柄です。
役柄的に彼女の雰囲気にはあっているのですが、男性諸氏の引き立て役にてっするには、芳根さんはもったいない。ひとひねりほしいところです。きっとこれから活躍してくれると信じます。
理不尽な状況が積み重ねられつつありますが、また、ここぞというところで、香坂がばっさり正義のナタをふるってくれることをひたすら期待して、毎週見てしまいそうです。
このドラマは、本当は一気見したい種類のドラマですね。感情移入してみてると、自然に力がはいって肩がこります。