誰しも、大なり小なりおバカなことを若いときにはやっちゃってるわけですが、これは、そんな日々の超拡大バージョン。なんといっても、爆破事件で10人もなくなってしまったんですからね。
冗談では済まされない深刻な状況ながら、どこか暖かい目でおバカな主人公たちを見守りたくなる不思議なドラマです。
過激なシーンも眉をひそめず、情けなさすぎる主人公にも腹を立てずにやさしい気持ちで見ると・・・楽しいドラマです。
<あらすじ>ネタバレ
どん底の逃亡生活で知りあったホームレスの男に襲われたトビオ(窪田正孝)はぎりぎりの状況で自分が襲った蓮子(永野芽郁)のことを思い出し、突如反省モードに。驚いたホームレスの男・ヤング(桐山漣)はトビオを自由にさせてくれた。
一方蓮子は、トビオたちに復讐を誓った市橋(新田真剣佑)とともにトビオを探していた。トビオの家族もまた、わけがわからずにトビオに連絡をとろうとしていた。
警察に捕まったパイセン(今野浩喜)は、今まさに自白させられようとしていた。ところが、パイセンにそっくりの男・真中幹男(山本浩司)が突然爆破事件の犯人だと名乗り出る。
身体が不自由になった市橋は、車いすのまま登校したが、かつて率いていた不良たちにトップの座を追われることになった。彼らは、蓮子を連れ去って、暴行しようとするが、市橋は自分の体を張って蓮子を救う。
トビオは、偶然会った今宵(川栄李奈)のアパートにころがりこんで、自堕落に生活していた。いいかげんそんな自分に嫌気がさすが、どうすることもできずにボーリング場で暴れることに・・・。そこへ、釈放されたパイセンが再びスタイリッシュな服装で登場する。
蓮子ちゃんによると、トビオは小さい頃からビビりだったそうですが、それにしても逃げすぎですね~。そして反対に蓮子ちゃんはオトナでかっこいい。市橋のことも避けたりせずにちゃんと面倒を見てあげている懐の広さがありましたね。
それに、トビオの面倒をみてくれる今宵ちゃんは聖女のようだし、鬼の市橋は、自分であるけない状況なのに、蓮子を救ってしまうというスーパーマンでした。
それなのに、パイセン以下トビオたちはダメすぎです。トビオの逃亡資金を巻き上げて豪遊するマル(葉山奨之)、今宵ちゃんをぜんぜん大切にしていない、伊佐未(間宮祥太郎)とか。パイセンだけは、あんなにせめられてもトビオたちのことを売ろうとしなかったのは立派でした。
それにしても、あの「自称真犯人」の意図はいったい何なんでしょうか。そして、この爆破事件の本当の真相は???
まだまだこの騒動、二転三転の予感がいたします・・・。
テンポよく面白くストーリーがすすんでいって、楽しいドラマです。