今充実の女優、高畑充希さんの主演ドラマ。脚本は遊川和彦さんで、もうこれだけでも「絶対見よう」と思ってしまいました。
過去には、「家政婦のミタ」「純と愛」「偽装の夫婦」など、個性的なドラマを手掛けてきた湯川さんですから、どんなひねり技が飛び出すのか楽しみです。
高畑さんといえば、NHK朝ドラ「とと姉ちゃん」で大ブレイク。の女優&歌手。演技力にも歌唱力にも定評がありますね。
今回のテーマは、過保護に育った21歳女子。ホームドラマですが、当然恋愛模様もありそうですね。
相手役は、今、「ひよっこ」で注目の俳優竹内涼真さん。第一回から、「ひよっこ」のお坊ちゃまとは正反対のキャラをしっかり演じてくれました。
以下ネタバレです。
1回目をまだ見ていない方はHuluでしっかり見てから第2回を迎えましょう。見逃し配信ありますよ。
<あらすじ>
根本家の一人娘、カホコ(高畑充希)は現在就活中。しかし、両親から溺愛され続けて、超過保護に育ったため、21歳というのに自分一人では何もできない娘だった。
父の根本正高(時任三郎)は、母、泉(黒木瞳)の助けなしには着る服も選べないカホコをみて、危機感を覚えているものの、愛らしい娘の様子に、思わず自分も甘やかすことをやめられないでいた。
カホコと出会った同じ大学の麦野初(竹内涼真)は、カホコのママべったり状態を見て思わす叫ぶ。
「お前みたいな過保護がいるから日本がだめになる!」
とはいえ、ショックをうけたもののあんまりその言葉の意味が理解できないカホコだった。
そんなカホコの就活は難航していた。父・正高のコネで入ろうとした会社の入社試験ですら落ちてしまった。母・泉は「私が何とかする」と頑張っていたにもかかわらず、「花嫁修業すればいい」とあっさり就職を断念させてしまう。
カホコは初に「何のために働くのか」と問いかけられるが、考えてみたこともないこの問いの答えを見つけられないでいた。「働いたことがないヤツにわかるわけない」と、初に押し付けられたティッシュ配りとピザ配達のバイトをするうちに、カホコは何か大切なことに気づく・・・。
なんだかマンガみたいな展開なんですが、実はこれはオリジナル脚本です。
カホコさんは、(少なくとも今回は)おバカキャラで、身内以外の人間から見たら、「子育ての失敗作」みたいに見えますね。そんなダメダメ感を相殺してくれるのは、演じる高畑充希さんのピュアな魅力。ま~お父さんお母さんが、ついついかわいがってしまう気持ちもわかります。
演技上手の高畑さんのことですから、おそらくは、これからカホコの成長をちゃんと表現してくれるんでしょうね。それを計算した今回のおバカっぷりは、これはこれで見ごたえがあります。あまり今まで物事を深く考えてこなかった様子を、大きく見開いた目と、とどまることのない食べっぷりで強烈なイメージを表現してくれましたね!
相手役の竹内さんも、ちょっとへそ曲がりで意地悪だけど、ご意見ごもっともな男子をさわやかに演じてくれました。この人は、どんな役でも口当たりさわやかでイヤミがなく、みていて楽しい人です。
「痛快ホームドラマを目指す」とHPでうたっていましたので、2回目以降の”痛快”感を期待しています。
もう一回見たい方、復習に便利なHuLuがありますよ!
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