危機一髪、今川に対する謀反の疑いを晴らした直虎。
しかし、またまた問題が発生いたします。またも材木がらみの問題ですが、トラブルの難易度がどんどん上がってくる気がします。・・・直虎がどのように解決していくのか、楽しみです。
では、あらすじです。
<あらすじ>
今川に材木を運び込んだことで難をのがれた直虎(柴咲コウ)。しかし、その材木は、今川によってある目的に使われることになるのだった。
龍雲丸(柳楽優弥)は、気賀に井伊家の焼き印入りの材木が運び込まれたのを見て不審に思う。実は、この材木で、今川は気賀に城を築こうとしていたのだ。これまで気賀は商人たちの自治が許されていたが、今川氏真(尾上松也)はここを家臣の大沢元胤(嶋田久作)に治めさせようと考えたのだ。
龍雲丸は激怒して築城反対派とともに、材木を焼くなど、様々な嫌がらせを始める。この混乱を鎮めようと、直虎は、止める政次(高橋一生)を振り払い、気賀に乗り込む。
気賀は、築城賛成派と反対派で真っ二つに分かれていた。直虎は、その双方の主だったものを集め、商人達の言い分を聞き、争いをおさめようとする。城を作ることより、自分たちの商売をやりやすくする条件交渉が大事なのではないか、と皆思い始めたが・・・。
龍雲丸だけは、どうしても築城に反対する姿勢を変えようとしなかった。龍雲丸の両親は、かつて城を守って討ち死にしていたのだ。彼にとって、城は憎むべき存在だった。直虎は彼の思い込みを理を解いて正そうとするが、龍雲丸は聞き入れない。
城に戻った直虎に方久(ムロツヨシ)が突然とんでもない提案をする。大沢の代わりに井伊が気賀に入ればよいというのだ。
自らのリーダーシップと家臣や龍雲丸の必死の働きで、今川からの謀反のとがめだてを見事逃れた直虎さん。今回も当主としての資質を発揮して大活躍です。
今回の築城問題は、商人の土地、気賀の政治経済問題が絡んでいるので、なかなかすぐには解決できないのでスッキリ感はまだありませんが、どうやら、思いもかけず、想像以上の結果にすすんでいくようですね。
どんなトラブルでも逃げずに正面からぶつかる直虎に、政次はじめ周囲はハラハラドキドキですが、一生懸命誠意をもって自ら困難を解決しようとする直虎が、ちゃんと報われる結果になるのは気持ちがいいものです。そもそも気賀の問題に井伊の当主が首をつっこむ必要がないのはリクツでいえば明らかですが、恩義のある龍雲丸とその仲間の命運を、黙ってみていることはできません。
もはや、無鉄砲にセンスと判断力が備わってきた直虎。こうやってがんばっているうちに、当主としての人望も得ていくに違いありません。ただの飾り物の当主とは言えませんね。これまでの大河の女性主人公たちのワキ役的な位置とは全然違います。
直虎の活躍が毎週楽しみです。
<かっこいい一言>
「お前はいったいどこの当主なのだ~っ!」 by 政次さん
<深い一言>
「目の前のいちいちに、誠をもって取り組んでいけば結果はおのずと結ばれるということじゃ」 by南渓和尚様