今までなんともなかったのに、まさか、これって「かぶれ」なの???
化粧品をつけたら、肌がぴりぴりする、赤くなる、ぶつぶつができる、などの症状がでたら、なんらかの原因で、肌がアレルギー反応を起こしている可能性があります。
たとえば、化粧品。たとえば、食べ物。たとえば、植物。たとえば、衣類。原因は様々です。
せっかく買った化粧品でかぶれるとショックなものですね。化粧品を選ぶ前に知っておきたいアレコレ。ちょっとした知識でトラブルを回避できることもあります。
■春先は肌がかぶれやすいシーズン
春は、統計によると、1年で一番カブレが起きやすい季節です。
一時的に、こんな状態になったら、すぐお手入れ中止です。
-肌が赤くなる
-かゆくなる
-ぷつぷつができる
-ざらざらしてくる
-腫れる
腫れるまで放置するのはキケンです。早めに対処を!!!
→使用している化粧品をいったん全部ストップします。
クレンジングもソープも普通の石鹸も止めましょう。
ぬるま湯でそっと洗い流す程度に。症状が治まらない
場合は早めに皮膚科へ行きましょう。
■原因はさまざま
化粧品のほかにも、体内的な原因で化粧品が突然合わなくなることがあります。ホルモンのアンバランス、体力低下、薬の服用、食べ物、植物のアレルギーなど。思い当たる原因を取り除くしかテはありません。
★ホルモンのアンバランスによって自律神経が不調になり、肌の
防衛機能が弱まります。ストレスも大いに関係しますので、ゆっくり休養をとることも大切です。
★単に疲れただけでも、肌の防衛機能は弱まります。疲れていると
きは、時間をかけて手入れをするより、睡眠とりましょう。体調を
整えることが先決です。
■どうも化粧品らしい、という場合は???
化粧品を急激に変えたりすると、かぶれをおこすことがあります。
★季節の変わり目は、化粧品も変えたいときなので、一気に全とっかえしたいところですが(予算があれば・・・)、かぶれを起こした経験のある方は少しずつ変えることをおすすめします。
★化粧品は、一般的には安全性テスト済みですが、どんなに有名メーカーのものでも、「肌に合わない」ことがあります。原料でも、香料だけでなく、肌への相性がありますので、特に春先は注意しましょう。
★パッチテストという方法があります。二の腕の内側に、少量の化粧品をつけコットンを軽く当て、ばんそうこうで保護してできれば48時間、最低一日様子をみます。これで大丈夫なら絶対大丈夫とは言えません。だめなら使用を断念すべきです。
★たまに、保管方法の問題で化粧品が変質していて、肌に悪影響を与える
ことがあります。保管は温度変化の少ない、日光のあたらないところへ。どのくらいもつかは化粧品しだい、環境次第で一概には言えません。しかし、色が変わったり、いやなにおいがしたら即捨てましょう。
■敏感肌
かぶれは、多くの場合その時の体調や、条件で起きる現象なので、まずはご自分の肌、体調を良く知って、適切な化粧品を使用することでかなり避けられます。なにしろ無理してはいけません。
★妊娠、更年期、疾患のために、体調が変わってかぶれやすい状態になっている方は、敏感肌用の化粧品を試すのもテです。この場合、慎重にテストしてから使用します。繰り返しますが、症状のある時は、敏感肌用の化粧品も使用してはいけません。メイクアップも避けます。
★紫外線に当たると、かぶれやすくなることがあります。さらに汗をかいた状態が続くと、一層紫外線が透過して、悪化します。かぶれやすい方は注意しましょう。
★薬局でかぶれの薬も売ってますが、やはり症状のある場合は皮膚科に相談しましょう。皮膚科に相談することは、自分の体を知る良い機会です。
★肌は体の一部です。運動が体に良いからと言って、熱のある時にジョギングすることはできません。肌も何らかの症状があるときは、病気と思って、体全体のケアを考えましょう。お肌も体も一生もの、です。
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わたくしも、何度か、かぶれた経験がありますが、そんな時はメイクもできず、悲しい思いです。そんな経験から、ちょっとした注意で、ポジティヴに手入れやメイクを楽しめることを学びました。決して化粧品や美容をネガティヴに考えてはいません。これからも、化粧品の選び方、使い方などを大いに広めて、皆さんに美容を楽しんでいただきたいと願って
います。