今週もテーマは「昭和LOVE💛」。
なんかどんどん面白い展開になってきました。これまでLOVE方面の話題は(あえて?)取り上げられてこなかったので、今週はまさにLOVEのラッシュです。
もちろんメインのカップルははみね子&島谷です。
さて、一体どんな展開になるんでしょうか???
以下ネタバレあらすじです。
突然すずふり亭の裏手に現れた元舎監・愛子(和久井映見)にみね子はびっくり。よもやま話をしているところに鈴ふり亭の省吾(佐々木蔵之介)がやってきた。なんと愛子は省吾に一瞬で一目ぼれしてしまったのだ。
ラブストーリーが展開していたのはすずふり亭だけではなかった。奥茨城の仲間、三男(泉澤祐希)が働く米屋では、米屋の娘、さおり(伊藤沙莉)が三男に恋心を打ち明けていた。・・・そこへ奥茨城からやってきた、兄・太郎(尾上寛之)と時子の兄・豊作(渋谷謙人)。二人は鈴ふり亭にもやってくるが、太郎は、そこで高子(佐藤仁美)に魅かれてしまう。
島谷が佐賀から帰ってきてみね子にペンダントをプレゼントする。なんだか浮かない様子だが、みね子とあっているときは幸せいっぱいの様子。島谷は卒業論文で部屋にこもるが、アパートで隣どうしのみね子と、ノックで合図を決めて、会えなくても心を通わせるのだった。
幸せの絶頂のなか、佐賀から島谷の父が島谷に縁談の話を持ってくる。顔色を変えて島谷は抗うが、父は考えを変えようとしない。偶然この話を聞いてしまった由香(島崎遥香)は、みね子を呼び出し、その話をする。みね子は・・・。
幸せオーラが毎日光り輝く今週のストーリーでしたが、週末に急激に暗雲が立ち込めました。
しかし、今週のLOVEは・・・。
みね子💛島谷
愛子💛省吾 (省吾の気持ちは不明)
さおり(本名:米子)💛三男 (さおりが一方的に???)
高子💛太郎 (太郎プロポーズ⇒高子OK!)
という華やかなラインナップ。
高子さんのケースは、あっという間のプロポーズOKでした。高子さんのOKレターが最高でした!この人が現在生きていたら、SNSの達人であったでしょう!
そんな幸せムードが漂う中、島谷の縁談話はショックでしたね。それ以上にすごかったのは、その話を聞いたみね子のリアクションでした。泣かず怒らず、由香に質問したのはたった二つ。「お父さんはどんな人だった?」と「どうして私にその話をしてくれたのか?」でした。
普通の乙女なら、きっといきなり大泣きするところでしょうね。だって初恋ですものでね。みね子は恋に舞い上がりながらも、きっとどこかでこの結末を予期していたのでしょう。
自分の気持ちにどこまでも忠実に行動する由香とみね子は対照的。みね子は、いい意味で現実的でガマン力があり、それだけに見ているとかわいそうになっちゃいます。
今回のヒロイン、みね子は、最近朝ドラで多かったタイプの、実際の成功した人物をモデルにしているわけではなく、ただただ普通の昭和の茨城の女の子です。特別の夢や目標があるわけではなく、身に降りかかる幸不幸にリアクションしているだけといえるのですが、なぜこんなに面白く、共感できるのでしょう。
舞台装置の世界観が、完璧以上に感じられ、後半に入った最近では、桑田さんのテーマソングとともに、あの時代に連れていかれ、もはや勝手に動き出した様々なキャラクターのストーリーにくぎ付けです。
そして、思い出が美しいのと同じように、外見も行動も美しいみね子から目を離せなくなってしまいます。ここ数年の朝ドラヒロインに挑戦し、そして打ち克っているようです。同時に朝ドラの基本、毎日見て面白い展開、不快感のない内容、みんなが共感できるヒロイン像といった要素をすべてしっかり押さえています。
これからもすごい展開が期待できそうです。もはや来週が待ち遠しくてなりません。