今週のひよっこ、ちょっと大きなストーリーはお休みで、登場人物の様々な近況が描かれました。
だから、中だるみということでもなく、これまで創られてきた様々なキャラクターの魅力が満載の楽しい一週間でした。
それから、今週のNHK,SONGSスペシャルは、『桑田佳祐』。サザンオールスターズ、桑田さんの歌声とともに青春の日々を過ごした私としては、感涙感涙の番組でした。大好きな「ひよっこ」の世界観で(ナレーションは増田明美さん、ひよっこ乙女寮メンバーズ総出演)、いきなり「JUST A MAN IN LOVE」で気持ちがUP!!!。新旧とりまぜてのラインナップで、桑田節を堪能できました。
それにしても、まさか朝ドラで、毎日桑田さんの歌声が聞ける世の中になるとは思ってもみませんでしたよ~。NHKさん、おばさん泣かせの番組をありがとうありがとう。
<あらすじ★ネタバレ>
大家の富(白石加代子)と愛子(和久井映見)の悲鳴は漫画家の部屋から。みね子(有村架純)たちははあわてて部屋に駆け付けた。しかし、そこに漫画家コンビ・祐二(浅香航大)と啓輔(岡山天音)の姿はなかった。影の薄い二人だったが、どうやらここ何日か本当に姿を見せていないことがわかる。自然とみんなは、彼らの日ごろの生活や将来性などについて話し始める。
みね子は、漫画家たちの部屋で、自分がモデルになった描きかけの漫画を見つける。今までその漫画の存在について何も知らなかったみね子は、それを読んで腹を立て始める。そこへ、楽しそうに祐二と啓輔が帰ってくる。漫画のことを問い詰めたみね子だったが「面白いけど主人公が地味だ」と二人が編集者に言われたときき、落ち込んでしまった。
元気のないみね子を、すずふり亭の秀俊(磯村勇斗)は「みね子の働きぶりが好きだ」と励ます。そして、急に休みをもらいたいと言ってどこかへ出かけていく。まだ、理由は不明???
奥茨城のみね子の実家では、父・実(沢村一樹)がみね子の仕送りに頼らず何とかしようと皆に相談していた。実はまだ何も思い出せないままだが、家族の一員となり、落ち着いた生活をしていた。
みね子は、テレビ局へ秀俊といっしょに出前を届けに行き、偶然、世津子(菅野美穂)に出会う。実を引き取りに行ってから、世津子には一度も会っていなかった。みね子は秀俊に背中を押され、あえて自分から世津子に声をかける。そして、父の様子などを世津子に話す。
「あれ、そんなにはっきりモノ言う女の子だったっけ」と、みね子の話しぶりに(いい意味で)ちょっと驚いた世津子さん。
たしかにみね子は、大スターの世津子さんの心の動きを察知していて心遣いをするなど、大人の女性として接していました。自分がショックを受けたことや、恨み言などは一切言わず、世津子さんの気持ちを気遣っていました。
世津子さんは、実は小学校にろくにいっていなくて台本の漢字がちゃんと読めなくて苦労していました。手伝ってあげようとする、やさしいみね子でした・・・。
今週のみね子は、ちょっと成長したバージョン。おどおどした田舎の少女から、大人の女性になった印象です。社会人としての経験、失恋や父の事件など、いろいろ大変でしたが、その分しっかりいい大人になりました。
今週、いい味出してたのは柏木ヤスハル(古舘佑太郎)くんです。先週、バー月時計に入りにくくなったところから、ずっと犬(ノラちゃん?)に向かってギターの弾き語り。犬もちゃんと聞いているようす。何となくお互いに相性よさげ・・・。あかね荘は、その晩、ずっと彼のやさしい歌声に包まれていました。
漫画家たちの作品「火星人ジェミ二郎」が一ページ、ドラマ中で読めました。早苗さんは「笑う箇所がいっこもみつからない」と怒ってましたが、私は好きです!
これからどんなラストへ向かっていくのか、来週も楽しみですね!