カホコの高畑充希さん、第3回目になってますます演技が板についてきました。過保護で何一つ自分では考えられない決められないおバカさんの(しかしカワイイ)女の子以外の何物でもありません。
第一回目は少々過剰演技な感じで鼻につく印象もあったのですが、ここへきてこの演技がこのドラマの第一の見どころになってきたようです。強引なママ、黒木瞳さんの演技がカホコの演技を引き立ててもいます。
「ひよっこ」で大人気の竹内涼真さんも、ちょっと違ったチャーミングな役柄を楽しそうに演じていますね。しかし、カホコとのからみでは、高畑さんの技にちょっと押され気味かな。でも、いいです。「ひよっこ」でいなくなってしまったので、こちらで長時間楽しませていただきたいです。
さて今回のあらすじです。
いとこのイト(久保田紗友)に思いがけずひどいことを言われたカホコ(高畑充希)は、初(はじめ・竹内涼真)に悩みを打ち明け、彼のやさしさに触れる。ところが、カホコを背負って送ってくれた初を母の泉(いずみ・黒木瞳)はなぜかよく思わない。カホコは彼に二度と会わないように言いつけられてしまった。
ところがカホコは彼のことを考えると胸がドキドキ。どうしても会いたくなって初のアトリエについ足が向いてしまう。この気持ちはいったい???しかし、彼の好きなタイプは自分と正反対の自立した女性と知ってがっかりするカホコだった。
根が親切な初は、カホコに頼まれてイトの病室へいき、なんとか励まそうとする。自分も絵を描く人間だから、もし腕が使えなくなったら、どんな気持ちかわかる、と話す。イトは思わず彼のスケッチブックを開き、そこに描かれた自分の演奏姿をじっとみつめるのだった。
ところが、イトは、励まそうとする家族のあつまりに参加することを拒否し、一同はショックを受ける。それぞれに、うっぷんをぶつけ合って、ピリピリした雰囲気になってしまった。そこにピザを届けに来た初。カホコと話す初の様子を見て、泉はカホコが自分に嘘をついていたことに気づく。今まで100%自分の言うことを聞いていた娘が、言いつけを守らずに初とあっていたのだ。
家へ帰っても母の泉の怒りは収まらなかった。勢いあまって、初の悪口を言う母に、ついにカホコは怒り出す・・・「こんなのはじめて」。ママに対する今まで感じることのなかった反抗の感情がついに爆発した!
家でも実家でも、家族の要になって頑張ってきた泉ですが、今回、コントロールできないカホコの行動によって、その求心力が急速に失墜してしまいました。
今まで、自分が仕切っていた家族のパーティも主役不在で台無し。カホコは自分の禁止を振り切って初と会っている・・・これは王国の革命的事態です。今までの調和は遅かれ早かれ崩れていく運命ですが、こうもやすやすと事態が変わっていくとは・・・。
好きな人のことをけなされて黙っていられなくなったカホコは、思わずママにどなってしまい、勢いで初のところまで走っていき、そのうえ初に自分の気持ちを告白してしまいました。今回見た様子では、初君、心底驚いていて、しかしうれしそうな感じじゃなかったのが心配ですね。やっぱりイトちゃんのほうがタイプなんでしょうか?
こうやって、様々な関係がひっくり返っていって、ものすごいバッドエンドになっちゃいそうな感じがしますが、それでもカホコにはしっかり成長してもらいたいと思います。
きょう、パパに買ってもらった緑のドレス、大人っぽくていい感じですね。いままでのロリータ系から、ファッションも進化するんでしょうか???
先が楽しみなので、毎週見ていきたいですね。