トビオ君、ついに蓮子と結ばれて幸せの絶頂!・・・と思いきや、トビオにはまだまだ問題がいろいろと。本当に新しい自分になれるんでしょうか。
パイセンは愛を求めて父親のもとへ、伊佐美もマルも、それぞれに新しい幸せを求めてもがいていました。
今までと違って、それぞれ逃げている訳ではないんですが、それは、まるで過去の何かから必死で逃げているかのようです。その焦燥感が疾走感に変換されて、ドラマのエネルギーに。ダレないドラマになっています。
<あらすじ★ネタバレ>
蓮子(永野芽郁)と付き合い始めたものの、気がかりなのはやはり蓮子に思いを寄せている市橋(新田真剣佑)のこと。トビオ(窪田正孝)は以前、よせばいいのに市橋に「蓮子が好きなら応援する」とまで言ってしまった手前、知らん顔して蓮子とハッピーになるわけにはいかない。
二人の仲を市橋に話そうと決心したトビオだったが、その時市橋の祖母が亡くなったことを聞き、つい、言いそびれてしまった。
伊佐美(間宮祥太朗)は事件の被害者を回って弔いをすませ、ようやく今宵(川栄李奈)のもとへいくが、そこで父親と鉢合わせ。そのうえ、伊佐美の子供ができたと今宵に言われ、なぜか別れを切り出され、訳が分からず唖然とする伊佐美だった。
マル(葉山奨之)は自分を襲った男に報復すべく襲い掛かるが、思うようにダメージを与えられず悔しさに身もだえしていた。
そしてパイセン(今野浩喜)は父・輪島(古田新太)に自分が息子だと名乗りをあげたが、輪島は歯牙にもかけず、反対にパイセンを殺すと脅す。少しも自分を愛しておらず、むしろ邪魔な存在と考えられていることを理解したパイセンは愕然とする。
一方、市橋は、足が元通りにならないことを医者に宣告されていた。気晴らしにトビオと楽しい時間を過ごすが、心の中は絶望でいっぱいだった。ついにトビオは蓮子と付き合っていることを告げるが、市橋の反応は意外にも祝福の言葉だった。
しかし、その直後、思ってもみなかった悲劇が起こる。市橋が飛び降り自殺をしたのだ・・・。
トビオも市橋もパイセンも伊佐美も、そしてマルですら、何かから逃げるように、行動に駆り立てられているようですね。それは、中途半端になったままの爆破事件に対する罪の意識なのでしょうか。
トビオなどは、一見事態が好転したかのように、蓮子とのハッピーなシーンを見せてくれますが、実は状況はむしろ悪化していたのです。
蓮子がトビオを愛してくれても、市橋がいいヤツで、意外とまともで、トビオが心を許せる最高の友人になったとしても、恐ろしい何かがひたひたとトビオの後ろから迫ってくるという、非常にコワイ展開でした。
例の爆破事件の解決はいったいどうなっているのかわかりませんが、もしかして、トビオたちは、例のこわい刑事・飯室(三浦翔平)に泳がされているのでしょうか。
この分では、トビオたちの罪は、おとなしく闇に葬られてくれそうもないですね・・・。
ここから先がドラマの正念場、来週の展開が気になってしかたがありません。