先週は、フェローの灰谷先生の転落事故で終わったので、心配だったんですが、灰谷先生、めちゃくちゃけがしてましたが、無事生還!よかったです。それにしても、どうして駅のホームから落ちたのか白石先生ならずとも気になるところです・・・。
さて、フェロー達はなんだかんだで少しづつモノになってきた様子。今回もちょっといいところをみせてくれて、うれしかったです。人の成長って、こんなにも感動的なんだ、と思いました。
相変わらずコードブル-、快調。
すっと続いてほしいドラマの一つです。
<あらすじ★ネタバレ>
灰谷(成田凌)は傷だらけの顔で無事職場に復帰した。睡眠薬の効きすぎでホームから落ちたという話だったが、白石(新垣結衣)は灰谷が自殺しようとしたのではないかと心配していた。灰谷は、いつも以上に懸命にていねいに患者に接し、腹の痛みを訴える少年を入院させて検査を行っていた。
成田空港到着ロビーで倒れた男性のために、ドクターヘリ要請が入る。緋山(戸田恵梨香)、名取(有岡大貴)、雪村(馬場ふみか)が現場に向かう。名取がショック状態の男性の腕に刺した針が、男性が暴れた拍子に誤って緋山の指にささってしまった。
その患者は、エコノミー症候群ではないかと言われていたが、突然吐血。感染症の恐れがあると判断した橘(椎名桔平)は急遽患者の検体を感染症研究センターに送ることにした。
名取は自分が緋山の指に誤って針をさしたことを密かに気にしていた。もし、患者が致命的な感染症であれば、緋山の命にかかわるからだ。彼は、ジャーナリストで西アフリカを回っていたので、エボラ熱の可能性も考えられた。名取を気遣った緋山は、騒ぎ立てず、密かに自分の血液サンプルも検査に回すよう、藍沢に頼む。
緋山は、隔離病棟で一人恐怖と戦っていた。そこへ彼女を元気づけに現れたのは、元料理人の緒方(丸山智己)だった。自分のことより名取を気遣う緋山のために、緒方は隔離病棟で緋山としばし語り合い、翌日の再会を約束する。
フェロー達3人は、急変した少年のそばで悪戦苦闘していた。それは、灰谷が入院させた少年だった。腹腔内出血でショック状態だった。折あしく藍沢たちは、大動脈瘤の急患で手が離せない。一刻をあらそう状況の中、灰谷たちフェロー3人は助け合って少年の命を救った。かけつけた藍沢は「よくやった」と3人にねぎらいの言葉をかける。「救命はチームだ」と藍沢はきっぱりという。
緋山の検査結果は、幸い、すべて陰性だった。晴れて彼女は隔離病棟をでる。そして、あやまろうとする名取に「気にしなくていい」と話す。あたたかい緋山の言葉に泣きじゃくる名取だった。
そろそろフェロー3人のいいところがでてきました。
灰谷は気が弱くて消極的だけど、患者をよく観察して小さいことも見逃さない。横峯は子供っぽくてまだ頼りないが、治療方法をよく研究していて、患者を救うための発想が豊か。名取は傲慢でつねに不遜な態度だが、医療のスキルが高い・・・こんな感じでこれからも活躍してくれそうです。
白石はいまだに「自分がリーダーでいいのか」と気弱になるようですが、藍沢、緋山、藤川、冴島と阿吽の呼吸。この人たちは、以前はまったくの個人主義でライバル的な関係ですらあったようですが、数々の困難を乗り越えて今では完全にチームとなっています。チームの必要性を一番よく身に染みてわかっているのは、決断力とスキルに自信のある藍沢でした。彼ですら、一人ではどうすることもできないことがあったし、また、どんなに頑張っても不可能が存在することをわかっているのです。
緋山はなんでも言いたいことを言っているようですが、こわもての裏にデリケートな側面があります。そんなギャップのある性格が名取クンと通じ合うのかもしれません。何事も優等生的な白石と好対照で魅力的です。戸田恵梨香さんのはまり役ですね。
シーズン3もストーリーが深まってきて、それぞれのキャラが一層魅力的になってきました。緊張感のある場面が多いのですが、ちょっとコミカルな場面もあって、時間が経つのが早いです。