急展開の第2週でした。
今週は、伊能栞様(by高橋一生)が登場ということで、しかもてんちゃんの縁談のお相手で、大会社の御曹司&帝大ご卒業の実業家。・・・まさにプリンスな設定。これを高橋一生氏がどのように見せてくれるかに興味の焦点は集まっておりました。やっぱりというか当然というか、プリンスすぎる伊能栞様にもうクギづけ!!!
しかし、今週はそれ以上に盛りだくさん。てんと風太が大人キャストになり、ドラマは快調にすすんでいき、もう1週間で怒涛の展開です。一日見逃したら困る、というぐらいの気持ちになりました。
正直先週は、俳優さんたちはみんなすばらしく非の打ちどころのない展開になっていましたが、いまいち、心から笑えない感がありました。今週はそんな心配も払しょく!面白かったです。
<あらすじ★ネタバレ>
てん(葵わかな)は17歳の女子学生に成長していた。子供のころ知り合った旅芸人の藤吉(松坂桃李)からの手紙を家族に内緒でいまだに楽しみに待つ日々だった。ところが、突然てんに縁談が持ち上がる。相手は、東京の製薬会社の次男、伊能栞(高橋一生)だった。
見合い写真をみて盛り上がる家族・・・しかし、てんは気乗りがしなかった。結婚といってもピンとこないし、藤吉のことでも気持ちの整理がついていないままだった。
てんの父・儀兵衛(遠藤憲一)が経営する藤岡屋の倉庫が火災にあい、店は経営危機に陥る。儀兵衛は、伊能とてんの縁談をすすめようと、結納の準備にとりかかるが、そんな中、てんは一人大阪へ向かっていた。藤吉に会いにいくのが目的だった。
大阪の路上で、チンピラに襲われているてんを救ったのは、ほかならぬ伊能栞だった。てんは、写真で見た伊能とはじめて言葉を交わす。伊能は紳士的で親切な人物だった。
経営危機の藤岡屋では騒動が持ち上がっていた。兄の真一(千葉雄大)は店のために無理をしたことがきっかけで、持病のぜんそくが悪化し、ついには帰らぬ人となってしまった。
店の経営危機が原因で、伊能との縁談は破談になってしまう。てんはがっかりする様子はないが、店を救うことはできないかと考え、兄の論文を伊能に送った。すると、なんと伊能本人が藤岡屋に現れる。伊能はてんの手紙を見て藤岡屋への投資を申し出るが、縁談のほうは改めて断った。てんが心に思う人がいることを察したためだった。
今週は、縁談、店の危機、てんの失踪、伊能の登場、兄の死去、伊能の投資での申し入れ、と盛りだくさん。
ひよっこの、の~んびり展開になれていたので余計に早く感じるのかも。これだけ事件があれば、どうしても毎日追いかけたくなりますよね。
「わろてんか」は良くも悪くも、最近の朝ドラヒットパターンをしっかり踏襲して必勝の構えで作っていますね。当然キャストも豪華だし、ヒロインもフレッシュなだけではない、ちゃんと演じられる葵わかなさんです。急展開で、視聴者の気持ちをわしづかみして、そのまま連れて行こうという感じですね。
明るく元気なヒロインのまわりに欠点はあるけどすばらしい家族。そして、頑張り屋のヒロインはやがてひとかどの人物に・・・。笑いあり、涙あり、恋愛ありで、間違いなく面白くなる展開。今週は縁談話が一番気になりました。
すごかったのは、伊能栞の登場シーン。ヒロインを窮地から救うという設定ですが、なんせ製薬会社のプリンスなので、白いスーツに蝶ネクタイ、帽子にステッキで、チンピラをばったばったとスタイリッシュになぎ倒してくれました。とってもベタな設定ですが、こんな設定でも高橋一生マジックで、ああ、このキャラならこの登場しかないよね。ありがとう、すてきなシーン見せてくれて・・・と言いたくなって大満足でした。
風太(濱田岳)さんの名演技も終始見ものです。この人は、細かいところまでものすごく名演技です。プリンス伊能と手代風太がてんを間に話しているところはまさに名場面。わずか2週目とは思えない充実したシーンでした。
それから、兄・進一の千葉雄大さんが病気でなくなってしまったのは超がっかり。はんなりしたお兄様すてきだったのに・・・。
それと、今週はかんじんの藤吉さんがいなかったのが残念です。来週は期待できそうですね!