今週は、ヒロイン(子役)の新井美羽ちゃんのチャーミングな姿に視線くぎ付け!
舞台は明治後半の京都。ヒロインのてんは、老舗の薬問屋の娘です。天真爛漫な笑い上戸の女の子。暖かい家族と、丁稚の風太に見守られながら、すくすくと成長しています。
今週は、家族一同のお目見え、そして物語の発端になるエピソード。終始明るいトーンで楽しく見られるドラマです。
「わろてんか~」といわれても、まだそんなに笑えるポイントはなかったような気がしますが、豪華キャストだし、話も面白そう。だって、今回の朝ドラは、①実在の人物がモデル、②明るく一生懸命に生きるヒロイン、③子役から始まって、成長してひとかどの人物になるサクセスストーリー、といった、いわば、朝ドラネタとしてはかなりカタイ路線。ひよっこの成功に引き続き、20%台の視聴率で始まりました。
<あらすじ★ネタバレ>
てん(子役・新井美羽)は、笑うことが大好きな女の子。ところが、父の大切な取引先のドイツ人を招いたホームパーティで、笑いがとまらず大失敗。父の儀兵衛(遠藤健一)に叱られ、笑い禁止を言い渡されてしまう。
丁稚の風太(子役・鈴木福)と祭りの寄席にもぐりこんだてん。そこで、落語を聞いて大笑いする人々の姿に心を奪われる。帰り道、旅芸人の藤吉(松坂桃李)と出会い心を惹かれる。
でんの家では客用の上等な酒が夜な夜な減っていた。犯人を捕まえようと風太と真夜中の台所で張り込んだてん。思いがけないことに、犯人は父の儀兵衛だった。てんは、父がそんなことをするようになったのは自分がパーティをめちゃくちゃにしたせいだと思いこんで落ち込む。儀兵衛はその様子に気が付き、心を打たれ、台所の酒をぜんぶ捨て、てんの笑い禁止令を解いてくれた。
再び藤吉に出会ったてん。しかし、「日本一の役者」と自称していた藤吉はまだ舞台にたち始めたばかりの新米に過ぎなかった。藤吉は旅立ち、てんに日本各地から手紙を送ってくれた。
今回の朝ドラは京都弁。登場人物、特にてんの家族はバリバリの京都弁です。てんちゃんと風太くんもがんばっていましたが、母・しず(鈴木保奈美)さんと、兄・進一(千葉雄大)さんの京都弁がいかにもはんなりしていてとってもきれい!
私は関東地方の人間なので、関西弁には疎いので、ネイティブ関西人の方はどう思うのか感想をお聞きしたいところですが、鈴木保奈美さんち千葉雄大さんのイントネーションとことばの美しさに魅かれました。
来週は、早くも成長したてんと風太が登場。今週も最後に登場していましたが、風太役の濱田岳さんが、わずか数秒でいい味を出してくれました。てんのことを好きだけど、どうやら報われそうもないポジションをきっと見事に演じてくれると思います。楽しみ楽しみ・・・。